この記事は、FMC Advent Calendar 2023の12日目の記事となります。
昨日の記事はshota君の「HTRの墓」、明日の記事は鉄cuberさんの「 DRできたらいいな(2) 」です。
初めまして。うぃるうぃるです。rouxer見習いです。
先月の11/26に綾瀬FMCがありました。実は僕もその大会に向けてDR、HTR、FRをコソ練して学ぼうとしていた時期がありました。premoveやNISSをうえしゅうさんに教えてもらいましたが、1時間もせずに心が折れてしまいました。と言うわけで僕の作戦は「rouxメソッドでいっぱい解いて短い手数を探す」です。ほとんどBBですね。
rouxはM列がずっとフリーなので、Rとrの使い分けが容易でたくさん分岐を作れます。しかし、LSEではM列を多用してしまうため手数が長くなります。気合いで短いLSEを探していきます!
この戦法でオフ会で単発31手を2回、綾瀬では単発33手、平均35.67手の記録を残すことができました。単発sub40できたらいいなくらいの気持ちで挑んだので、かなり満足のいく結果でした。
実際の試技では、とりあえず一つ予備の解法を書いておき(45〜48手くらい)、白FBから揃えていきます。今回は実際に1時間試技をして、何を考えながら書いたのか振り返って行こうと思います。この時は「まあ38手くらいかな」なんて考えてました
スクランブル
R' U' F D B' U' L U B' R U' L2 F2 U2 R2 D' R2 L2 U' L2 B2 F D R' U' F
回答: L' D2 L B U B' D' L' F' L B2 L' B L' B' F' D' B D B D' B' D B D' B' D L B D' B' D B D B' L' D B' F L' B' F U' F2 B2 D' B2 F2 U2 F' B L2 F' B (54手???)
結論から言うと、何も見つかりませんでした。散々な結果です。ほとんどのスクランブルではバーがあるので、そこからFBを探しています。ですが、バーは全然ないし、いいFBは一切見つからないしskipは起きないしで、意気消沈しながら1時間M列を回し続けました。公式mean35手は夢だったんでしょうか?
もうただのroux example solveになってしまったので、持ち替えて普通に解説します。
y' B' D2 B R U R' D' B'// FB(白緑)
緑センターと緑橙エッジがくっついていたので、B' D2 R U R' D'で2×2×1を作りました。その途中でペアができるようにBを挟んでいます。余談ですが、この解法のように赤緑エッジをDLにEOが間違った状態で置いておく手法はよく使います。
r U R2 U' R U' R' r' U' R// SS (second square、SBの2×2のことです)
r U R2でDRエッジを入れ、F2LのようにIT化します。EOが間違っているのでcfopなら持ち替えやBが必要ですがrouxだとrUgenで揃えられます。
U R U' R' U R U' R' //SP (second pair、F2L#4のことです)
F2Lのように揃えます。センターの向きが合うように最後のR'をr'にすることもあります。
U F R U' R' U R U R' F'//CMLL
有名なOLLCP手順です。逆手順のF R U' R' U' R U R' F'は使用者が多いと思います。裏でセクシームーブ→スレッジハンマーでも揃えられます。
U M' U' M' U' M2 U' M2 U2 M U2 M//LSE
good arrowからL4Eです。最後の3-cycleはインサートが使えたら回避できたのでしょうか?ちゃんとFMC勉強して出直します。
あとがき
こんなはずじゃなかった。何も見つからなくて、最後の20分くらいはずっと顔面蒼白でしたし、時間に追われてLSEで手数をたくさん稼いでしまいました。rouxFMCの悪いところが出ています。今回の試技がかなり酷かったですが、rouxFMCの真髄はこんなものではないです。運が良かった公式PRやしんゆりでの試技は解説するやる気があるので書くつもりです。(いつやるかは未定ですが…)